美容鍼の頻度はどれくらい?期待できる効果や+αで取り入れたいセルフケア

最終更新日:2025.06.27

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年齢を重ねるにつれて、たるみやくすみ、シワなどの肌悩みが気になり始める方も多いのではないでしょうか。このような肌悩みにアプローチできる方法として、注目されているのが美容鍼です。

とはいえ、どのくらいの頻度で通えば良いのか、効果はどれくらい持続するのかといった疑問を抱えている方も少なくありません。

今回は、美容鍼をする頻度や期待できる効果に加えて、自宅で取り入れたいセルフケア方法までを紹介します。

美容鍼はどれくらいの頻度ですると良い?

美容鍼の効果をしっかり感じるためには、施術の頻度がとても重要です。肌の状態や悩みによって最適なペースは異なりますが、まずは効果の持続期間を理解し、自分に合った通い方をみつけることが大切です。

美容鍼の持続期間は約1~2週間

美容鍼の施術を受けた後に得られるリフトアップや血行促進などの効果は、一般的に1~2週間ほど続くといわれています。これは、皮膚や筋肉への刺激によって一時的に代謝が高まり、肌の調子が整うためです。

ただし、持続期間には個人差があり、症状の程度や体質、普段の生活習慣によっても左右されます。例えば、睡眠不足やストレスが多い生活を送っている場合、効果の持続が短く感じられることもあるでしょう。

また、冷え性や血行不良などの体質を持っている方も、変化を感じにくい傾向があります。

そのため、美容鍼の効果を長く実感するには、一度の施術に頼るのではなく、継続的に通うことをおすすめします。初めての方はまず、効果がどれくらい続くのかを体感しながら、自分の肌や体調に合った施術ペースを探るのが良いでしょう。

美容鍼の理想的な頻度は?

美容鍼の効果をしっかり実感するためには、最初の1か月間は月に2回、つまり2週間に1回のペースで通うことが推奨されています。これは、継続して通えば、血流や代謝が安定し、肌の状態も徐々に整いやすくなるためです。

効果が表れてきたと感じたら、2週間おきから3週間、1か月と徐々に間隔を空けながら施術を続けると良いでしょう。

また、定期的に美容鍼を受けると、肌の調子を整えるだけでなく、効果の持続期間を長くすることも期待できます。一時的な変化だけでなく、根本的に肌質を整えるためにも、継続的なケアが大切です。

自分の肌状態に合わせて無理なく続けることが、美容鍼を効果的に取り入れるポイントです。

【お悩み別】美容鍼で期待できる効果

美容鍼は、肌の血流や筋肉に働きかけることで、さまざまな美容効果が期待できるとされています。ここでは、シミやくすみ、クマ、小顔、シワやたるみなど、よくあるお悩み別に美容鍼の効果を詳しく紹介します。

シミ・くすみ

シミやくすみは、季節の変わり目やストレス、不規則な生活によって肌のターンオーバーが乱れ、老廃物が蓄積されると目立ちやすくなります。血行不良や代謝の低下も影響し、顔全体が暗く見える原因になるのです。

美容鍼は、顔の筋肉やツボを刺激して血流を促し、肌の巡りを整える効果が期待できます。血色が良くなると肌のトーンが明るく見えるようになり、くすみの軽減にもつながります。

また、肌の状態が整うとターンオーバーもスムーズになり、シミの予防や、すでにあるシミも目立ちにくくなる可能性があるのです。

効果の感じ方には個人差がありますが、定期的に美容鍼を受けると、肌全体が明るく見えるようになると考えられています。

クマ

目の下のクマは、疲労や目の使いすぎなどによって起こることが多く、顔全体の印象を暗くしてしまいます。

特に青クマは、血行不良によって目の下の静脈が透けて見えることが原因とされており、美容鍼によって血流を促進すると緩和が期待できます。一方で、茶クマや黒クマは原因が異なり、より根気強いケアが必要です。

茶クマは色素沈着によるもので、肌のターンオーバーが整えば、徐々に目立たなくなる場合があります。

黒クマは、目元の筋肉がたるむことによって影ができて見える状態なので、美容鍼で筋肉の緊張を和らげたり、引き締めたりすると緩和が見込まれます。

クマの種類によってアプローチが異なるため、自分の状態を見極めながら施術を受けることが大切です。

小顔効果

顔が大きく見える原因のひとつに、筋肉のコリやむくみがあります。表情筋の緊張が続くと筋肉が硬くなり、フェイスラインがぼやけて見えるのです。

また、むくみは、老廃物や余分な水分が滞って起こり、顔全体が膨らんだような印象を与えてしまいます。

美容鍼では、顔の筋肉やツボに刺激を与えることで、筋肉の緊張を和らげるとともに血流を促進し、老廃物の排出を助けるのです。その結果、顔のむくみが軽減され、スッキリとしたフェイスラインを目指せます。

すぐに劇的な変化があるわけではありませんが、継続的に施術を受けると、小顔効果を実感しやすくなるでしょう。

シワ・たるみ

シワやたるみの原因には、肌表面だけでなく筋肉のコリや緊張も関係しています。表情筋がこわばることで血流が滞り、肌にハリがなく見えてしまうのです。

美容鍼は、顔の筋肉やツボを刺激することで血流を促進し、緊張した筋肉をほぐす働きが期待できます。これにより、肌の内側からふっくらとした印象を与え、シワを目立ちにくくする効果が見込まれるでしょう。

さらに、顔の皮膚を上方向に支えている頭皮にもアプローチすれば、リフトアップ効果が期待できます。顔だけでなく頭皮の状態も整えることで、たるみの軽減につながるのが美容鍼の特長です。

一度で劇的な変化が出るわけではありませんが、定期的な施術を重ねることで、肌全体の引き締まりや弾力アップを実感しやすくなります。

美容鍼と+αでしておきたいセルフケア

美容鍼の効果をより長く実感するためには、施術だけでなく日常のセルフケアも大切です。

ここでは、自宅で簡単に取り入れられるケア方法を紹介します。毎日の習慣にプラスすれば、美容鍼の効果をより引き出せるでしょう。

表情筋のトレーニングをする

シワやたるみの原因のひとつに、表情筋の衰えがあります。年齢とともに筋肉が使われにくくなると、肌を支える力が弱まり、フェイスラインが崩れやすくなるのです。

美容鍼とあわせて表情筋を鍛えることで、肌のハリや引き締め効果が期待できます。

以下に、自宅で簡単にできるトレーニング方法を2つ紹介します。日々のケアに取り入れてみましょう。

あいうえお体操

表情筋を効率よく鍛えたい方におすすめなのが、「あいうえお」と声を出しながら行うシンプルなトレーニングです。口周りの筋肉をしっかり動かせば、たるみの予防やフェイスラインの引き締めが期待できます。以下の手順で、ひとつずつの動きを意識しながら取り組んでみましょう。

【手順】
1.口を大きく縦に開き、少しだけ上を向いた状態で「あ」と発声します。
2.口を横に広げ、口角をしっかりと上げながら「い」と発声します。自然な笑顔をつくるイメージで行います。
3.唇を前に突き出し、頬をすぼめるようにしながら「う」と発声します。
4.口角をしっかりと持ち上げ、上下の歯が見えるくらい広げて「え」と発声します。頬全体を動かすよう意識します。
5.再び唇を前に出し、しっかり丸めた形で「お」と発声します。

それぞれの動作は、鏡を見ながらゆっくり丁寧に行うのがポイントです。

目と口周りのトレーニング

年齢とともに目立ってくる口元のたるみや、マリオネットライン。これらの原因のひとつは、口周りや目の周囲の筋肉の衰えです。表情筋を意識的に動かすことで、顔全体の印象を引き締める効果が期待できます。以下の手順で、目元と口元を一緒にケアしましょう。

【手順】
1.目と口をしっかり閉じた状態で、上下の唇を中央に引き寄せ、前方に軽く突き出すようにすぼめます。そのままゆっくり3秒間呼吸を続けて、口周りの筋肉に集中しましょう。

2.目を開けたら、唇の形はそのままにして、口の中に空気を含ませて頬をふくらませます。左右の頬を均等に使いながら、風船のように「ぷーっ」と膨らませましょう。

この動作を1セットとして、5回ほど繰り返します。動作はゆっくり、丁寧に行うのがポイントです。

食生活に気を配る

美容鍼の効果をより持続させ、健康的な肌を保つためには、日々の食生活を見直すことも大切です。中でも、肌づくりに役立つ栄養素を意識的に摂ることがポイントです。

例えば、コラーゲンや筋肉の材料となるタンパク質は、肉・魚・卵・大豆製品などから摂取できます。肌のターンオーバーを促進するビタミンAは、にんじんやかぼちゃに豊富です。

コラーゲンの生成を助けるビタミンCは、ブロッコリーやいちごに多く含まれています。さらに、抗酸化作用のあるビタミンEはアーモンドやアボカド、炎症を抑えるオメガ3脂肪酸は青魚やくるみに含まれています。

また、美容鍼で促進された血流や代謝を維持するには、水分補給が欠かせません。そのため、1日1.5~2リットルを目安に、こまめに水分を取るようにしましょう。

加工食品や食品添加物は肌トラブルを招きやすいため、できるだけ控えるのが理想です。

まとめ

美容鍼は、シミやたるみ、むくみなど幅広い肌悩みに働きかける施術です。効果を引き出すには、適切な頻度で通うことに加え、日々のセルフケアも欠かせません。表情筋のトレーニングや食生活の見直しを習慣にしながら、無理なく続けていきましょう。

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