
整体後の過ごし方次第で効果が変わる?注意点もわかりやすく紹介
最終更新日:2025.08.22
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「整体を受けた直後は身体が少しだるく感じる……」という方は多いのではないでしょうか。その悩みは、整体後の過ごし方で解決できるかもしれません。
今回は、整体後の身体がだるく感じる原因や過ごし方、施術後の注意点などについて解説します。
目次
整体後、身体がだるく感じるのはなぜ?
せっかく整体の施術を受けたのに、翌日ぐらいから何だか身体がだるくなったり、眠気が出たり、痛みや発熱などの症状が現れたりと、身体の不調を感じることはないでしょうか。
ここでは、整体後のだるさや痛みの原因について紹介します。
刺激や交感神経の反動によるもの
整体では、筋肉や関節、神経に刺激を与えて整えていきますが、その過程で次のような反応が起こることがあります。
・刺激過多
施術による刺激が強すぎて、自律神経が過剰に反応し、倦怠感や眠気、軽いめまいなどが生じる。
・局所の微小損傷
手技で筋膜や血管が刺激され、炎症や内出血などの微小な損傷が起こり、痛み、だるさや熱感が出る。
・交感神経の一時的反動
施術後は副交感神経が優位になりリラックスするが、その後バランスを取るため交感神経が反動的に働き、一時的に眠気や倦怠感が強くなる。好転反応と呼ばれることもある。
施術中に不快感を覚えた場合は、施術者に刺激量や部位の調整を依頼しましょう。また、施術後も強い症状が長く続く場合は、施術内容の見直しや医療機関の受診を検討してください。
好転反応によるもの
好転反応とは、整体やマッサージ、鍼などの施術を受けた後に身体のだるさや痛みなどの症状が現れることです。
整体の施術で身体が整うと、身体の支え方が変わり、変化の大きい部位の負担が一時的に増加するのです。
また、血流が良くなって老廃物が排出されやすくなるので、だるさが現れることがあります。
好転反応は施術翌日から3日目にかけて現れ、1~3日間継続するのが一般的です。通常は時間の経過とともに、少しずつ症状が軽くなっていきます。
好転反応が出やすい人の特徴
以下に該当する方は好転反応が出やすいといわれているため、施術後の過ごし方に注意しましょう。
・生活習慣が乱れている
・長時間姿勢が悪い状態が続いている
・身体の疲れが溜まっている
・長く薬を服用し続けている、または作用が強い薬を飲んでいる
・栄養不足の状態が続いている
好転反応が出たときや好転反応が出やすいタイプの方は、次のような対処法を実践してみましょう。
・身体を冷やさないようにする
・長時間の入浴を避ける
・激しい運動を控える
・規則正しい生活を送る
・栄養バランスの良い食事を摂る
・お酒を控える
好転反応の種類と対処法
好転反応には、以下のような種類があります。
・弛緩(しかん)反応
・回復反応
それぞれの概要と対処法を解説します。なお、症状がひどい場合は好転反応ではない可能性があるので、医療機関を受診しましょう。
弛緩(しかん)反応
弛緩反応とは、整体などの施術によって筋肉の緊張が緩んだことで起こる好転反応です。身体がリラックスして全身の筋肉が緩み、副交感神経が優位になります。
また、血行が良くなり老廃物が体内を流れるので、身体が重だるく感じたり、眠たくなったりする場合があります。
【対処法】
・安静にする
・水分を摂取する
・軽く運動する
回復反応
回復反応とは、整体などの施術によって血行不良状態が改善され、急に血液やリンパ液の流れが良くなったことで起こる好転反応です。
施術により筋肉の緊張がほぐれると、これまで停滞していた代謝産物(乳酸・炎症産物など)が一時的に血中に放出されます。肝臓や腎臓がこれらを処理し排出するまでには時間がかかるため、その間は身体の重さやだるさ、眠気を感じることがあります。
また、施術後は副交感神経が優位な状態となり、血管が拡張します。この変化により血圧がやや低下し、ふわっとした倦怠感や眠気を感じやすくなりますが、これは身体が回復モードに切り替わっている証拠です。
【対処法】
・安静にする
・水分を摂取する
整体後の過ごし方
施術後に身体が少しだるく感じる場合は、その後の過ごし方を見直すと快適な状態が長続きするかもしれません。ここでは、整体後の過ごし方について解説します。
水分補給をする
整体などの施術を受けると、体内に蓄積していた老廃物を排出する働きが活発になります。老廃物は汗や尿、便として排出されるので、しっかりと水分補給をして利尿作用を促進させましょう。
カフェインやアルコールが含まれる飲み物は、交感神経を優位にさせて利尿作用を抑制するといわれているので、施術後にコーヒーやお酒を飲むのは控えることをおすすめします。水やノンカフェインの飲料を、1日あたり1.5~2リットルを目安に摂取しましょう。
軽い運動をする
整体後は身体が軽く感じ、関節の可動域も広がります。この間に軽い運動を行うのも、快適な状態を維持するポイントです。
ただし、身体が動かしやすいからといって激しい運動を行うと、筋肉や腱を傷めるリスクがあります。無理のない範囲でストレッチや柔軟体操、ウォーキングなどを行いましょう。また、好転反応が出ているときは、無理をせずにしっかり休むことが大切です。
しっかり睡眠を取る
整体後は、普段よりもしっかり睡眠時間を確保しましょう。十分に睡眠を取ると、副交感神経が優位になって回復力が高まります。
なお、回復力を高めるには、睡眠時間だけでなく睡眠の質にこだわることも重要です。寝室を快適な温度に保ち、身体に合う寝具を使いましょう。また、照明や音にも気を配ると、睡眠の質が上がりやすくなります。
日中に眠気を感じたときは、我慢せずに昼寝をしましょう。ただし、30分以上昼寝をすると夜の睡眠に悪影響を及ぼすので、長時間寝るのはNGです。
整体後に注意しておきたいこと
整体などの施術を受けた後に注意すべき行動があります。施術の効果を薄くしたり、体調不良を招いたりする可能性があるので、施術を受ける前にチェックしておきましょう。
長時間の入浴はしない
整体後の血行が良くなっているときに長時間入浴したりサウナに入ったりすると、のぼせてしまうリスクがあります。また、日頃あまり使っていない筋肉が刺激されているため、入浴によって疲れを感じることもあります。
体調不良を防止するためにも、施術直後の長風呂やサウナは避けて、シャワーで汗を流すくらいにしておきましょう。どうしても湯船につかりたい場合は、施術後2~3時間経過してから入るのがおすすめです。
食べすぎない
糖分や脂肪分が多い食事を摂ると、体内で炎症が起こり、筋肉や関節などの組織が回復しにくくなるといわれています。
また、糖分・脂肪分過多な食事が続くと肥満になり、身体に負担がかかるため、食べすぎに注意して栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう。
特に魚や野菜、果物、ナッツ類などの、抗炎症作用が期待できる食材を積極的に取り入れるのがおすすめです。
さらに、カフェインやアルコールには利尿作用があるため、水分バランスが崩れやすくなります。
脱水状態は筋肉の緊張や不快感の要因になることもあるため、1日に1.5~2リットルを目安に、こまめな水分補給を行うことが推奨されます。
水分をしっかり摂ることで血液循環も促され、施術後のコンディション維持に役立ちます。
長時間の同一姿勢を避ける
いつも同じ姿勢でいると、整体で整えた身体のバランスが崩れやすくなります。同じ姿勢が続いているときは、定期的に身体を動かしましょう。
1日の活動量を意識的に増やすのも効果的です。起床後に軽く体操する、1駅歩いてみる、できるだけ階段を使うなど、日常生活に取り入れやすい運動であれば、習慣化しやすくなります。
いつもとは反対の手でかばんを持つ
かばんやスマートフォンなどを、いつも同じ手で持つ方は多いでしょう。しかし、どちらか一方ばかりに負担をかけていると、徐々に身体にゆがみが生じる可能性があります。
整体で身体のバランスを整えた後は、かばんやスマートフォンを持つ手を変えるなどして、ゆがみの再発を防ぎましょう。
足を組むクセがある場合は、できれば組まないようにするのが理想です。どうしても足を組んでしまう場合は、普段と組む足を入れ替えましょう。
まとめ
整体後はだるさなどを感じる場合があるため、水分補給をしたり軽い運動したりすることが大切です。また、整体の効果を持続させるためにも、食べすぎたり長時間同じ姿勢を取り続けたりするなど、身体に負担をかける生活習慣も見直しましょう。
ゆうしんグループでは、入念なカウンセリングやAI姿勢分析を活用し、お客様の身体に合った痛みのないソフトな施術を心がけています。快適な状態を維持するためのアドバイスもいたしますので、ぜひお気軽にお越しください。
