肩や腰が痛いときに、「接骨院に行こうかな？」と考えることもあるかもしれません。しかし、これまで接骨院を利用したことがない方の中には「接骨院に行くメリットがよくわからない」と迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

また、接骨院のデメリットや選び方がわからないという方もいるかもしれません。

そこで今回は、接骨院に行くメリット・デメリットや、選び方のポイントを解説します。

接骨院のメリット

ここでは、身体に不調を感じたときに接骨院で施術を受けるメリットを解説します。

身体のバランスが整う

接骨院に行くメリットのひとつは、身体のバランスを整えられることです。接骨院で行われる施術には、次のようなものがあります。

・手技療法：道具などを使わず、施術者の手で身体を刺激し、不調を緩和する
・運動療法：筋肉や関節を動かし、機能向上や回復を目指す
・物理療法：電気や超音波、赤外線などを使って自然治癒力を高める
・整復：関節や骨を本来あるべき位置に戻す
・固定：ギプスなどの道具を使って、患部を固定する

これらを身体の状態に応じて組み合わせ、骨や関節、筋肉にアプローチするため、身体のバランスが整うのです。

慢性的な痛みや不調の改善ができる

接骨院で施術を受けると、慢性的な痛みや不調へのアプローチが可能になるのもメリットです。慢性的な痛みや不調とは、肩・首のコリや腰痛、膝痛など、長期間痛みや不快感が続く症状を指します。

このような慢性的な症状は、運動不足や乱れた食生活、ストレスなどの要因が複雑に絡み合って生じていることが多く、改善が難しいのが特徴です。

しかし、接骨院では肩こりなら肩を揉むというような単純な対処ではなく、症状や生活習慣のヒアリングから始めます。その内容をもとに計画を立て、より効果的な施術や姿勢改善の指導などを行うため、慢性的な痛みや不調の緩和に役立ちます。

交通事故やスポーツによる怪我の施術を受けられる

交通事故やスポーツが原因の怪我やむちうち、後遺症などに対する施術が受けられるというメリットもあります。

接骨院は柔道整復師の国家資格保有者が施術を行っており、医師の同意を得れば骨折などの怪我や後遺症に対する施術を行うことが認められているためです。応急処置であれば、医師の同意なしでも対応できます。

怪我や後遺症への施術の多くが保険適用できるので、民間資格である整体やリラクゼーションサロンなどに通うよりも費用が抑えやすいのもメリットです。

国家資格を持つプロの施術を受けられる

先述の通り、接骨院は柔道整復師の国家資格保有者が施術を行うのが特徴です。

柔道整復師の資格を取得するには、大学や専門学校などで数年かけて人体の構造や怪我、リハビリテーションなどについて学び、国家試験に合格しなくてはなりません。

そのため、接骨院に行けば、豊富な知識をもつプロの施術を受けられます。

接骨院のデメリット

国家資格をもつプロの施術を受けられる、慢性的な症状や怪我などに対応してもらえるなど多くのメリットがある接骨院ですが、いくつかデメリットもあります。

接骨院に行くべきかを適切に判断するために、デメリットについても把握しておきましょう。

即効性が低いため継続的な施術が必要である

接骨院では、骨や関節のバランスを整える施術や、運動を取り入れたサポートなどを通じて、少しずつ身体の状態を整えていきます。

慢性的な症状は、生活習慣や身体の使い方など複数の要因が絡んでいることも多いため、継続的に通うことが必要になる場合があります。

そのため、症状によっては一定期間接骨院に通うことが必要となり、費用が積み重なる可能性があります。

交通事故による怪我は医療機関との併用が望ましい

交通事故による怪我の場合、まずは医療機関で診察を受け、必要な検査や診断書の発行を受けることが重要です。接骨院では応急処置や施術によるサポートは可能ですが、レントゲン・MRI検査や正式な診断書の作成などは医療機関でのみ対応できます。

そのため、医療機関を受診せず、接骨院のみで対応しようとすると、診断書が必要な場面で手続きがスムーズに進まない可能性があります。

接骨院の施術は、痛みの軽減や身体のケアに役立つため、医療機関と併用しながら進めることで、より適切なサポートが受けられます。

施術師によって技術にバラつきがある

接骨院では、専門的な勉強を重ね、国家試験に合格した施術者が対応しています。しかし、経験や得意分野の違いなどから、施術の技術や対応にはある程度の差が生じることもあります。

また、技術面に問題がなくても、施術者との相性やコミュニケーションの取りやすさによって、満足度が変わることもあるでしょう。

自分に合った接骨院に通う際のポイント

接骨院を選ぶ際、自分に合ったところを見つけることは簡単ではありません。数が多すぎて、どこを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。

ここでは、自分に合った接骨院を見つけるためにチェックしたいポイントを5つ紹介します。

資格と経験があるか

接骨院を開くには、厚生労働大臣が認定する国家資格「柔道整復師」が必要です。さらに、健康保険を適用する施術を行うには、柔道整復師の資格に加えて「施術管理者」としての届出が必要です。

接骨院を選ぶ際は、まず柔道整復師の資格を持つ施術者が在籍しているかを確認しましょう。その上で、施術者の経験年数や得意とする分野もチェックしておくと安心です。

施設の雰囲気は良いか

接骨院には、基本的に継続して通うことになります。そのため、施設の雰囲気が自分に合っていないと、足を運ぶのが負担に感じられることもあります。清掃が行き届いているか、接客が丁寧かどうかなど、施設全体の雰囲気にも注目して確認しておきましょう。

自身に合った施術を受けられるか

接骨院は、どこでも同じ施術を提供しているわけではありません。スポーツによる怪我の対応を得意とする院もあれば、慢性的な痛みや不調の改善を中心に行っているところもあります。

自身の症状や身体の状態に合った施術を受けられるかどうかを確認しておくことで、より効果的な改善が期待できます。

無理なく通うことができるか

接骨院は定期的に通う必要があるため、無理なく通えるかも重要なポイントです。例えば、平日は仕事で時間が取りにくい方が、夜間や土日祝に営業していない接骨院を選んでしまうと、通院の継続が難しくなるかもしれません。

評判が良くても、職場や自宅から距離があると足が遠のいてしまうこともあります。営業時間や立地などを事前に確認し、自分の生活スタイルに合った接骨院を選ぶようにしましょう。

口コミや評判は良いか

接骨院について自分で情報を集めることも大切ですが、実際に通っている人の口コミや評価も参考になります。

良い口コミが多く、信頼されている接骨院であれば、自分にとっても安心して施術を受けられる可能性があります。口コミサイトやレビューを活用して、事前に情報を確認しておきましょう。

まとめ

接骨院は国家資格保有者が施術を行っており、保険適用で施術が受けられることもあります。事故やスポーツによる怪我から、肩こり、腰痛などの慢性的な症状まで幅広く相談できるので、不調に悩んでいる方は一度試してみてはいかがでしょうか。

ゆうしんグループでは、豊富な知識と高い技術をもつスタッフが、なかなか改善しない痛みや何度も繰り返す不調などに対応しています。丁寧なカウンセリングやAI姿勢分析などによって、お客様一人ひとりに合った施術を提供しているのも特徴です。

痛みの少ない施術を提供していますので、長引く不調や痛みにお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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