ぎっくり腰の起き上がり方とは?してはいけない寝方やぎっくり腰を防ぐ方法

最終更新日:2026.02.27

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ぎっくり腰になったとき、多くの方が真っ先に知りたいのは「どう起き上がれば痛みを悪化させずに済むのか」「どんな寝方なら楽に過ごせるのか」という点でしょう。誤った動作や姿勢は、回復を遅らせる原因にもなります。今回は、ぎっくり腰の基本的な起き上がり方から、避けるべき寝方、楽な姿勢、そして再発リスクを下げるための生活習慣までをわかりやすく解説します。

【基本】ぎっくり腰の起き上がり方

ぎっくり腰の際に最も重要なのは、腰の筋肉を使わないことです。腹筋や背筋を使って勢いをつけて起き上がる動作は、炎症を起こしている腰に大きな負担をかけ、痛みを強めてしまいます。

そのため、いったん横向きになり、手と足の力を使って身体を支えながら起き上がることが、痛みを抑えるポイントです。

また、起き上がる環境によって動作のコツは異なります。ベッドから起きる場合と、床に敷いた布団から起きる場合では、身体の支え方や重心の移動が変わるため、それぞれに合った方法を知っておくことが大切です。

以下では、ベッドと布団、それぞれの起き上がり方を具体的に解説します。

ベッドからの起き上がり方

ベッドから起き上がる際は、マットレスの高さを活かし、腰をひねらずに動くことが重要です。

1.仰向けの状態で両膝を立て、痛みの少ない方向へ両膝をゆっくり倒す。
2.両膝を倒した側へ横向きになる。
3.両足をベッドサイドからゆっくり下ろしつつ、両手でベッドを押して上体を起こし、座った姿勢を作る。
4 .両手を両膝に置いて身体を安定させてから、足の力を使ってゆっくり立ち上がる。

この一連の動作では、できるだけ腰をひねらないこと、腰を横に曲げないことが注意ポイントです。横向きになる際は、上半身と下半身がバラバラに動かないよう、身体を一つの塊として動かすことが大切です。痛みが強い場合は、途中で休みながら行いましょう。

布団からの起き上がり方

布団から起き上がる場合は、床との距離が近いため、より慎重な動作が求められます。

1.仰向けの状態で両膝を立て、腰への負担を軽減できる姿勢を作る。
2.そのまま両膝を合わせた状態で左右にゆっくり倒し、どちらが痛みの少ない方向かを確認する。
3.痛みの少ない方向が見つかったら、そちらへ両膝を倒し、
4.痛くない方へ全身を横向きにし、両手で布団を押しながら上体を起こす。

布団から起きる際の注意点として、仰向けのまま真っすぐ起き上がらないこと、いきなり反動をつけて起き上がらないことがあげられます。

また、可能であれば起き上がる前に腰やお腹まわりを軽く温めておくと、筋肉が緩み、痛みを感じにくくなる場合があります。

ぎっくり腰の負担を軽減するには、起き上がる動作を一つひとつ丁寧に行い、腰に負担をかけない習慣を身に付けることが大切です。

ぎっくり腰のときにしてはいけない寝方

ぎっくり腰になると、少しの動きでも強い痛みが出るため、寝方には特に注意が必要です。一見楽そうに感じる姿勢でも、実は腰への負担を増やし、回復を遅らせてしまうことがあります。ここでは、ぎっくり腰のときに避けるべき代表的な寝方について解説します。

うつ伏せ寝

ぎっくり腰のときにうつ伏せで寝るのは、最も避けたい寝方のひとつです。うつ伏せになると腰が反りやすくなり、腰まわりの筋肉が縮こまった状態で固定されてしまいます。その結果、重力の影響が腰に直接かかり、筋肉や関節への負担が増加します。

寝ている間は痛みを感じにくくても、起き上がる瞬間に激痛が走ることもあります。

痛い方を下にして横向き寝

横向き寝自体は悪くありませんが、痛みが出ている側を下にするのは注意が必要です。体重が痛い腰側に集中することで血流が悪くなり、筋肉が過度に緊張しやすくなります。その状態が続くと、寝ている間に回復するどころか、起床時に痛みが悪化してしまう原因になります。

脚を伸ばしたままの仰向け寝

仰向けで脚をまっすぐ伸ばす寝方は、腰が反りやすくなるためぎっくり腰には不向きです。腰椎のカーブが強調され、腰の一点に力が集中してしまいます。特に反り腰の方は、腰への負担がさらに大きくなり、痛みが長引く可能性があります。

腰の下にクッションやタオルを挟む

腰を支えようとして腰の下にクッションやタオルを入れる方もいますが、これは逆効果になることがあります。腰が押し上げられることで反りが強くなり、筋肉や関節への負担が増してしまいます。楽に感じても、結果的に痛みを悪化させる原因になります。

コルセットをつけたまま寝る

コルセットは日中の動作をサポートする上で有効ですが、つけたまま寝るのは注意が必要です。長時間締め付けることで血流が悪くなり、筋肉が緊張しやすくなります。医師から特別な指示がある場合を除き、就寝時は外すほうが望ましいとされています。

寝返りを打たない

痛みを恐れて同じ姿勢のまま固まってしまうのも、ぎっくり腰では避けたい行動です。同一姿勢が続くと血流が滞り、筋肉がこわばって回復を妨げます。

無理のない範囲で寝返りを打つことは、腰への負担を分散し、回復を促す上で大切です。

楽な寝方・おすすめの姿勢

腰に負担をかけず、痛みを悪化させにくい寝方を知ることは、辛い夜を乗り切るために欠かせません。ここでは腰を休ませやすい代表的な姿勢について解説します。

仰向けで膝を曲げる

仰向けで脚をまっすぐ伸ばすと腰が反りやすく、痛みの原因になります。膝の下に丸めたタオルやクッションを入れ、膝を90度程度に曲げることで骨盤が安定し、腰への負担が軽減されます。寝返りが少なく、安心して身体を預けたい方に向いた姿勢です。

横向きで膝を曲げる

横向きで膝を軽く曲げ、両膝の間に薄いクッションや枕を挟むと、腰の自然なカーブが保たれます。痛む側を下にすると負担が集中するため避けることが大切です。自然に抱けるサイズの抱き枕を使うと、姿勢が安定しやすくなります。

自分に合った枕を使う

寝姿勢が整っていても、枕が合っていないと首から腰まで負担が広がります。高すぎず低すぎない枕を選び、首と背骨が自然につながる状態を意識することで、腰への余計な緊張を防ぐことができます。

ぎっくり腰を防ぐための方法

日常生活の中で少し意識を変えるだけでも、ぎっくり腰のリスクは大きく下げられます。ここでは、今日から実践できる予防のポイントについて解説します。

正しい姿勢を保つ

ぎっくり腰を防ぐ上で最も基本となるのが、正しい姿勢を意識することです。

椅子に座る際は背もたれに頼らず、坐骨で座るようにして骨盤を立てると、腰への負担が分散されます。スマートフォンやPCを見るときは、画面を目線の高さに近づけ、うつむく姿勢を避けましょう。

また、重心が前にかかると腰の筋肉が緊張しやすくなるため、頭や肩をやや後ろに引く意識を持つことも大切です。反り腰や猫背といった崩れた姿勢は、腰に慢性的な負担を与えるため注意が必要です。

ゆっくりとした動作を心がける

日常の何気ない動作も、ぎっくり腰の引き金になることがあります。

物を拾うときは膝をしっかり曲げて腰を落とし、素早く前かがみになる動作は避けましょう。立ち上がる、歩き出すといった動きの切り替えも、常にゆっくり行うことがポイントです。

急激な動作は筋肉を一気に緊張させ、腰への負荷を高めてしまうため、痛みの発生や悪化につながりやすくなります。

適度な運動をする

腰を支える筋肉を柔軟に保つことも、ぎっくり腰の予防には欠かせません。

ウォーキングなどの有酸素運動を20~30分程度行うことで、筋肉がほぐれ血行が促進されます。加えて、太ももの裏や腰まわりを伸ばすストレッチを取り入れると、可動域が広がり負担が軽減されます。

さらに、腹横筋などのインナーマッスルを鍛える体幹トレーニングは、腰を安定させる効果が期待できます。デスクワーク中も、こまめに立ち上がって身体を動かす習慣を持つことが重要です。

生活習慣を見直す

ぎっくり腰の予防には、姿勢や運動だけでなく生活習慣も深く関係しています。

質の良い睡眠を確保し、栄養バランスの取れた食事を意識することで、筋肉や関節の回復力が高まります。日々の体調管理への意識が、結果的に腰への負担を減らし、再発防止につながります。

まとめ

ぎっくり腰の痛みを悪化させないためには、腰に直接負担をかけない起き上がり方と、正しい寝姿勢への意識が重要です。うつ伏せ寝や反動をつけた動作は避け、膝を曲げた仰向けや横向き姿勢で腰を休ませましょう。さらに、日頃から姿勢や動作、運動習慣を見直すことで再発予防にもつながります。できることから少しずつ取り入れて、腰にやさしい生活を実践しましょう。

ぎっくり腰の痛みがなかなか改善しない場合や、再発を繰り返している場合は、自己判断せず専門家によるケアを受けることも大切です。

ゆうしんグループでは、丁寧なカウンセリングと痛みの少ないやさしい施術を重視し、AIによる姿勢分析システムを活用して、腰の状態や身体全体のバランスに配慮した施術を行っています。

ぎっくり腰をきっかけに、身体の使い方や姿勢を見直したい方は、ぜひ一度ゆうしんグループへご相談ください。

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