スクワットで腰が痛いのはなぜ?腰痛の対処法や正しいスクワット法、身体への負担が少ないスクワット法を解説

最終更新日:2026.04.30

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健康のためにスクワットを始めたのに、なぜか腰が痛くなってしまった……そんな経験はありませんか?スクワットは正しく行えば腰痛の予防にも役立つ運動ですが、間違ったフォームや身体の状態によっては腰への負担になることがあります。今回は、スクワットで腰が痛くなる原因から、正しいフォームや腰痛が出たときの対処法まで、わかりやすく解説します。

スクワットで腰が痛くなる原因

スクワット中に腰が痛くなる原因はさまざまです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

間違ったフォームで行っているから

スクワットで腰が痛くなる原因として最もよく見られるのが、フォームの乱れです。多くの方が無意識のうちに「背中が丸まる」「腰を反り過ぎる(反り腰)」といったくせを持っています。

反り腰の状態でスクワットをすると、背中の筋肉(脊柱起立筋)や腰の筋肉(腰方形筋)に過剰な負担がかかり、腰痛につながりやすくなります。

反対に、猫背のまま行うと腰椎や椎間板(骨と骨の間のクッション)に大きなストレスがかかり、これも腰痛の原因になります。

腰まわりの筋肉が弱いから

スクワットは本来、筋力をつけることで腰痛の予防や改善に役立つ運動です。しかし、腰まわりの筋肉が十分に発達していない状態で行うと、腰に過度な負担がかかってしまいます。

体幹や腰まわりの筋力が不足していると、正しいフォームを保つこと自体が難しく、それが腰への負担を増やす原因になります。

股関節や足首の柔軟性がないから

股関節や足首が硬いと、スクワットで深くしゃがむことができません。関節の動きが制限されると、その不足分を腰で補おうとして、腰を丸めたり反らせたりする動きが生まれます。これが腰への余計な負担となり、痛みを引き起こす原因になるのです。

ぎっくり腰やヘルニアだから

すでにぎっくり腰や椎間板ヘルニアの症状がある場合、スクワットによって痛みが増すことがあります。「運動が身体にいい」という思いから無理に続けてしまうケースもありますが、痛みがある状態でのトレーニングは症状を悪化させることがあるため注意が必要です。

医師や柔道整復師、整体師などの専門家に相談し、適切な運動方法を選びましょう。

正しいスクワットの方法

腰への負担を減らすためには、正しいフォームでスクワットを行うことが大切です。以下のポイントを意識してみましょう。

1. 足幅は肩幅より少し広めに開く
足幅が狭すぎると股関節が詰まりやすく、腰が丸まる原因になります。広すぎると内ももに効きすぎるため、少し広め程度を目安にしましょう。

2. つま先はやや外側に向ける
つま先を外に向けることで股関節が自然に開き、膝とつま先の方向を揃えやすくなります。

3. 背筋を伸ばして胸を張る
猫背になると腰に負担がかかりやすくなります。胸を張って背骨をまっすぐ保つことで、体幹全体を安定させることができます。

4. お尻を斜め後ろ下に引くようにしゃがむ
お尻を斜め後ろに向けて下げるイメージで動くと、自然と股関節から身体を折りたためるようになり、膝が前に出すぎるのを防げます。

5. 膝がつま先より大きく前に出ないよう注意する
膝が前に出すぎると膝関節への負担が増し、腰にも余計な力がかかります。しゃがむ際はつま先の位置を意識しながら動きましょう。

6. 視線は斜め前方に向け、顎を引く
顎を軽く引くことで、頚椎から背骨全体を一直線に保ちやすくなります。

7. 息を吐きながら立ち上がる
動作中は腹圧を意識し、お腹を軽く固めた状態で行いましょう。

これらのポイントを守ることで、太ももやお尻の筋肉をしっかり使うことができ、腰への負担を大きく減らせます。

スクワットで腰痛が生じた場合の対処法

スクワット中に腰が痛くなった場合は、以下の手順で対処しましょう。

スクワットを中断して安静にする

スクワット中に腰に「ピキッ」という鋭い痛みや、動かすと響くような違和感を覚えたときは、すぐにスクワットを中断し、安静にしましょう。「少しくらい大丈夫」と思って続けると、症状を悪化させてしまう可能性があります。

数日経っても痛みが引かない場合や、強い痛みが続く場合は、無理にストレッチをしたり患部を動かしたりしないことが大切です。

患部を冷やす・温める

患部に熱感や腫れがある場合は、氷のうや保冷剤をタオルに包んで患部に15~20分ほど当てて冷やしましょう。炎症や腫れを抑える効果が期待できます。

一方、患部に熱感や腫れがない場合は、温めたほうが効果的です。入浴やシャワーで身体を温めたり、使い捨てカイロをタオル越しに当てたりすることで、血行が促進され、筋肉のこわばりを和らげることにつながります。

専門家に相談する

痛みが長引く場合や、強い痛みが続く場合は、接骨院などの専門家に相談しましょう。自己判断での対処には限界があるため、原因を専門家に見極めてもらうことが早期回復への近道です。

ゆうしんグループでは、身体の状態をしっかりと確認した上で、一人ひとりに合ったケアを提供しています。腰の痛みでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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【腰痛が気になる方向け】身体への負担が少ないスクワット[編集者4.1]

腰に不安を感じている方には、フォームを補助しながら行える以下のスクワット方法がおすすめです。

壁を使うスクワット(ウォールスクワット)

壁に背中を預けながら行うスクワットで、腰への負担を軽減しながら正しいフォームが身に付く方法です。壁を使うことで上半身が前に傾きにくくなり、お尻に意識を向けた動作感覚を養いやすいのが特徴です。フォームに不安がある初心者の方にも取り組みやすいので、まず試してみてください。

1.壁に背中とお尻を軽くつけ、足を肩幅程度に開く。足先は壁から約20~30cm前に出しておく。
2.背中を壁から離さないよう意識しながら、ゆっくりと膝を曲げて腰を下ろしていく。
3.太ももが床と平行になる手前まで下げたところで一度止め、数秒キープする。
4.ゆっくりと元の立ち姿勢に戻します。この動作を繰り返す。

動作中は膝がつま先より大きく前に出ないよう注意し、腰を反らせず自然な姿勢を保つことが大切です。

椅子を使うスクワット(ボックススクワット)

椅子に座るようにしゃがむことで、動作の深さを安全にコントロールできるスクワットです。しゃがみすぎて腰が丸まるのを防ぐ上で非常に効果的で、自分の可動域に合わせながら行える点が大きな利点です。

1.椅子を身体の後ろに置き、椅子に背を向けた状態で足を肩幅に開いて立つ。このとき体幹を引き締め、背筋を伸ばして正面を向く。
2.お尻を斜め後ろに引くようにしてゆっくりとしゃがみ、お尻が椅子の座面に軽く触れるところで一度止まる。椅子に完全に体重を預けず、軽く触れた状態にとどめることがポイント。
3.かかとに体重をのせた状態で床を押し込むように力強く立ち上がり、元の姿勢に戻す。

椅子を目標にすることで、毎回一定の深さでしゃがむことができ、フォームの安定にもつながります。膝がつま先と同じ方向を向いているかを確認しながら、呼吸を止めずに行うのがポイントです。

まとめ

スクワットで腰が痛くなる原因は、フォームの乱れや筋力不足、関節の硬さなど人によってさまざまです。正しいフォームを身に付け、自分の身体に合った方法でスクワットを取り入れることが大切です。痛みが続く場合や不安なことがある場合は、ひとりで悩まずに専門家に相談することをおすすめします。

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