交通事故で接骨院に診断書を出してもらえる?正しい手順と接骨院を利用するまでの流れ

最終更新日:2026.10.19

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交通事故に遭ってケガをしたとき、「通い慣れた接骨院で施術を受けたい」と考える方は多いのではないでしょうか。一方で、保険金の請求や警察への届け出には診断書が必要と聞き、接骨院でも発行してもらえるのか不安に感じている方もいるでしょう。

実は、交通事故の診断書を発行できるのは医師のみであり、接骨院を利用する場合も正しい手順を踏むことが大切です。手順を理解しておけば、補償を受けながら安心して接骨院に通えます。

今回は、交通事故で接骨院を利用する際の診断書の扱いや、診断書をもらう方法、接骨院へ通うまでの流れについて解説します。

交通事故に遭った際は接骨院で診断書を発行してもらえる?

交通事故のケガで接骨院に通う前に、まず知っておきたいのが接骨院で発行できる書類の範囲です。ここでは、診断書と施術証明書の違いについて解説します。

接骨院では診断書は出せない

結論からいうと、接骨院では交通事故の診断書を発行できません。

なぜなら、診断書は医師が診察を行った上で作成する書類であり、医師以外には発行する権限がないためです。

接骨院では、国家資格を持つ柔道整復師が施術を行います。柔道整復師は、骨折や脱臼、打撲、捻挫などの施術を専門とする有資格者です。

しかし、接骨院は医療機関ではないため、診断書を出すことはできません。

そのため、交通事故で診断書が必要な場合は、接骨院ではなく病院や整形外科などの医療機関を受診する必要があります。

施術証明書は発行できる

一方で、接骨院では「施術証明書」という書類を発行してもらうことは可能です。

施術証明書とは、柔道整復師が施術を行った事実を証明する書類です。保険会社へ施術費を請求する際などに用いられます。

施術証明書に記載できる内容は、施術の事実や後療日数の予定が中心です。

ケガの診断名や後遺障害の有無など、医学的な判断を示す内容は記載できないため、施術証明書は診断書の代わりにはなりません。

接骨院で施術を受ける場合でも、医師の診断書と施術証明書はそれぞれ別の役割を持つ書類として理解しておきましょう。

交通事故に遭った際に診断書をもらう方法

診断書は医師しか発行できないため、交通事故に遭ったら医療機関を受診することが欠かせません。ここでは、診断書をもらうまでの具体的な方法について解説します。

事故直後は整形外科など医療機関へ

交通事故でケガをした場合は、事故直後にまず整形外科などの医療機関を受診しましょう。

事故の直後は気持ちが動揺しており、痛みを感じにくいことも少なくありません。

一見して大きなケガがないと思っても、内臓が負傷していたり、骨にひびが入っていたりする可能性もあります。また、むちうちのように、数日たってから首や肩の痛みが出てくる症状もあります。

そのため、病院でレントゲンやMRI、CTなどの詳細な検査を受けることが大切です。

事故から受診までの期間が空いてしまうと、事故とケガとの因果関係を証明しにくくなる点にも注意が必要です。できるだけ早く受診するようにしましょう。

医師に診断書を発行してもらう

医療機関を受診したら、医師に診断書の作成を依頼します。

診断書には、ケガの診断名や治療に要する見込み期間などが記載されます。診断書を発行してもらうことで、交通事故によってケガをしたことを客観的に証明できます。

診断書は、警察署や保険会社への提出書類としても重要です。警察に診断書を提出すると、人身事故として扱われ、適切な補償を受けるための手続きを進めやすくなります。

ただし、提出先ではコピーではなく原本を求められることが一般的です。事前に提出先と必要な部数を確認し、その部数の発行を医師に依頼しておくとスムーズです。

交通事故で接骨院を利用する際の流れ

交通事故のケガで接骨院に通う場合は、正しい順序で手続きを進めることが大切です。ここでは、接骨院で施術を受けるまでの流れを5つのステップに分けて解説します。

1.まず整形外科を受診する

接骨院に通いたい場合も、最初に整形外科などの医療機関を受診することが基本です。医療機関を先に受診しておくことが、後に接骨院への通う許可を得るための前提となります。

医師の診察を受けずに接骨院だけに通っていると、ケガと事故との関係を証明する診断書がないため、保険会社から施術費の支払いを認めてもらえない可能性があります。

また、医師による検査で骨折などが見つかる場合もあるため、まずは医療機関で正確な状態を把握することが大切です。

2.保険会社へ通院意向を連絡する

事故後は、加害者側の保険会社から数日以内に連絡が来るため、通院予定と受診先の病院名を伝えましょう。

保険会社に医療機関へ直接費用を支払う手続きを進めてもらうためにも、受診先の情報は正確に伝えることが大切です。

接骨院に通いたい場合は、自己判断で通わず、事前に保険会社へその意向を伝えておきましょう。

連絡なしに接骨院へ通い始めると、施術費の支払いを巡って保険会社とトラブルになるおそれがあります。

3.医師から接骨院に通う許可を得る

整形外科の初診時に接骨院での施術を希望する旨を伝え、医師から許可を得ることが重要です。

保険会社は、接骨院での施術が必要かつ妥当なものかどうかを判断する際に、医師の意見を重視する傾向があります。そのため、医師の許可がないまま接骨院に通うと、施術費や慰謝料の支払いを受けられなくなるケースもあります。

口頭で了承を得ただけでは記録として残りにくいため、許可の内容を診断書やカルテに記録してもらえるよう医師に相談しておきましょう。

4.接骨院で施術を受ける

医師の許可を得たら、接骨院で施術を受けます。

接骨院では、国家資格を持つ柔道整復師が、むちうちや打撲、捻挫など交通事故で起こりやすいケガに対して施術を行います。

接骨院に通う頻度は、医師の許可のもと、症状に応じて決めていくことになります。

接骨院は夜間や土日も営業しているところが多く、仕事や家事で忙しい方でも通いやすい点が魅力です。痛みが残っている間は自己判断で通院をやめず、医師や施術者と相談しながら継続しましょう。

5.整形外科への通院も並行して続ける

接骨院に通い始めた後も、整形外科への通院を中断せず継続することが求められます。接骨院では医学的な診断ができないため、症状の経過を正式に判断できるのは医師のみです。

定期的に整形外科で診察を受け、症状の経過や今後の治療方針を医師に確認してもらいましょう。

整形外科への通院が途絶えると、保険会社から治療の必要性を疑われ、施術費の支払いを打ち切られる可能性があります。

また、万が一後遺症が残った場合、後遺障害の認定を受けるには医師の「後遺障害診断書」が必要となるため、医師の診察は継続して受けておくと安心です。

まとめ

交通事故の診断書は医師しか発行できないため、接骨院では診断書を出してもらえません。ただし、接骨院では施術の事実を示す施術証明書を発行してもらうことは可能です。

交通事故でケガをしたら、まずは整形外科などの医療機関を受診し、医師に診断書を発行してもらいましょう。

接骨院に通いたい場合は、保険会社への連絡と医師からの許可を得た上で、整形外科への通院も並行して続けることが大切です。正しい手順を踏みながら、安心してケガの回復を目指していきましょう。

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交通事故によるケガなど、身体の不調にお悩みの方は、ぜひ一度ゆうしんグループへご相談ください。

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